風薙鳥 ゲーム制作日誌

陣形を活かす2つのシステム

RPGツクールMVで、中編RPG「墨色の空想」を制作中です。

今作の戦闘には、「陣形」があります。
陣形は重要そうに見えて、これまで大きな役割を果たしていませんでした。
戦闘メンバーの割り当てと、陣形効果くらい。

その陣形に関わる要素を、戦闘システムに2つ加えました。

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まず、戦闘メンバーが全員倒れた時に、メンバーの残っている陣形に変更する操作を挟みました。



これまでは、戦闘メンバーの全滅は、敗北を意味していました。
この機能追加で、仲間キャラ全員で戦う、総力戦となります。
特定の仲間だけでなく、全員を育てるメリットが生じます。

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もうひとつ、「先制攻撃ボーナス」を実装しました。
ターンごとに、敵より先に攻撃した回数分、味方側の攻撃に会心率ボーナスが乗ります。



画面左上に表示されているのが、先制回数と会心率ボーナスです。

今作には、敏捷性(素早さ)はなく、敵味方とも最前列に近い方から行動します。
つまり、行動順は陣形によって変わりますが、これまで大きな意味を持ちませんでした。
でも、このシステムの実装により、行動順が重要になります。

ちなみに、簡単に複数回先制攻撃する方法があります。
アイテムは、ターンの始めに複数回使用できるので、攻撃アイテム「木刀」を使用すれば容易です。
アイテムの中で不遇だった、木刀を活かすための仕様です。
でも、アイテム使用には、行動回数ポイントを消費するので、乱発はできません。