風薙鳥 ゲーム制作日誌

Android実機で動作確認、FPS向上試行

RPGツクールMVで、RPG「孤島の中の故郷」を制作中です。

スマホに向けた軽量化をいくつか施し、満を持して、Android端末で動作確認を始めました。
しかし、Android端末での、想像以上の動作の重さを目の当たりにすることになりました。

ツクールMV製ゲーム投稿サイト「RPGアツマール」のゲームをプレイした時から感じていましたが、やはり端末のスペックが不足しています。
FPSを表示したら、10前後しか出ていません(60FPSが標準)。

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これだけ重いと、MV側の改善では解決しないと考え、以下の設定変更で、端末のブラウザの動作速度を向上させました。

https://mcrn.jp/blog/2015/02/21/105910.html

若干リスクのある設定変更のようですが、タイトル画面のFPSが50程度まで跳ね上がりました。

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MV側でも、改善を試みました。
画面の描画頻度を半分に落としてみました。

これの効果は大きく、マップ画面が40FPSを越え、タイトル画面は念願の60FPSに到達しました。

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しかし、戦闘画面は、FPSが大きく上がらず、依然低いままです。
戦闘画面のFPSを向上させるべく、様々な改良を施しました。

その過程で、戦闘画面の見た目もずいぶん変わりました。



ウィンドウスキンを非表示にしたり、ウィンドウをスプライトに置き換えたことで、ウィンドウらしい見た目はなくなりました。

他にも、無駄な描画を省いたり、描画の効率化を図りました。
結果的に、15FPSほど向上させることに成功しました。
しかし、それでも40FPSに届きません。

これ以上は、改善する部分が見つかりません。
そもそも、既にパソコンでは、1フレームの処理時間が1ミリ秒前後になっています。
16ミリ秒で処理できれば、60FPSになるので、もう早すぎるくらいになっているんです。
Android端末とパソコンの性能差を実感する結果になりました。

軽量化は、このくらいで終わりにして、ゲーム部分を作っていくとします。